画面に触れ こびとと遊ぼう はこだてみらい館「キャンバス」導入 来館者増期待

はこだてみらい館が導入したデジタル遊具「こびとが住まうキャンバス」。子どもが描いた線にこびとがぶつかったり、はしごを登ったりする(野沢俊介撮影)
最新のIT技術を体験できる函館市の「はこだてみらい館」(若松町)は、新しいデジタル遊具「こびとが住まうキャンバス」を導入した。アート制作集団「チームラボ」(東京)が開発した遊具で、画面上に描いた絵や線で、こびとの動きが変化する。幼児から大人まで楽しめる内容で、同館は幅広い世代の来館に期待を寄せている。
「こびとが線を登っているよ」。5日午前、七飯町から訪れた家族連れが画面を触っていた。長男の館山悠輝ちゃん(5)は画面に現れるシャボン玉を黙々と割り「楽しい」と笑顔。母の遥さん(31)は「これは本当に楽しそう」と話した。
画面は縦1メートル、幅3・3メートルほど。帽子をかぶったこびとが歩き回っており、飛んでいるシャボン玉にタッチして割ったり、画面を触って線や絵を描いたりすると、こびとがジャンプしたり、逃げたりする。
チームラボは最新技術を使ったアート作品の制作や空間デザインなどで国内外で高い評価を得ており、米国や中国でも作品が展示されている。同館は昨年末からチームラボの遊具の設置を検討。市が事業費957万円で導入し、今月1日から公開を始めた。
同館スタッフの小野潔史さんは「触りながら遊び方を子ども自身が発見していくタイプの遊具。大人も一緒に、創造的な遊びが楽しめる」と利用を呼び掛ける。同館は午前10時~午後8時。問い合わせは同館の電話、0138・26・6000へ。
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