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発想のびのび「オープン型教室」 仕切り壁なくし廊下も学習空間に 北海道内566小中校、全国最多

教室と廊下の壁をなくし、廊下部分を多目的スペースとして学習空間に活用する「オープン型教室」の整備が、道内で進んでいる。子どもの個性に合わせた教育を目指し、国が1980年代から整備を推進、地方を中心に増えている。文部科学省によると2023年度時点で導入している道内の公立小中学校は566校で全国最多。札幌市内の小学校を訪ね、仕組みを探った。

札幌市の小学校のオープン型教室の仕組み

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好きな場所で調べ物 主体性養う

札幌市中央区の市立二条小学校。9クラスが連なる教室の前には、廊下を兼ねた各約40平方メートルの多目的スペースがあり、それぞれ間仕切りの壁はない。廊下からでも教室内の様子がよく見える。17年の改築に合わせ、オープン型教室を導入した。

5年生のクラスでは算数の「体積」を学んでいた。中塚宗太教諭が板書で定義を説明した後、「1立方メートルはどれくらいの大きさか実感してみよう」と声をかけると、児童たちは多目的スペースへ。数人でビニールテープを持って形を作ったり、一人で小さなブロック教材を並べたり。中塚教諭は「理論的か視覚的か、思考法にも個性がある。自由な発想で理解を深めてほしい」と話す。

児童からは「皆で話し合ったり、タブレットで調べたことをシェアしたり。難しい問題も協力して考えられる」と好評だ。

教室と廊下を仕切る可動式の扉があり、テストの時などは閉めるという。

従来は黒板の前が定位置だった教諭の立ち位置も変化した。教諭の机は廊下の多目的スペースに配置、タブレット端末を使って児童が調べ物をしている時などは教室の真横から見守る。

多目的スペースの活用は…

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