訓子府・認定こども園 保育料完全無償化へ 給食材料費も全額補償

4月から保育料が無償化される認定こども園「わくわく園」
【訓子府】町は4月から、認定こども園「わくわく園」に通う0歳~未就学児の保育料を完全無償化する方針を固めた。関連費を盛り込んだ2024年度予算案を、3月の町議会に提出する。
保育料はこれまで、3~5歳児の利用料を無料にする国の制度に加え、町が独自で低所得世帯や子どもが2人以上いる世帯に対して保育料や給食材料費の減免を行ってきた。町内の認定こども園はこの1カ所で、保育が必要な子どもは全員同園に通っている。
町は4月1日から、新たに3歳未満の保育料と3歳児以上の給食材料費を町が全額補償する。これにより同園に通う全ての乳児と未就学児の保育料が無償になる。
例えば2歳の子どもで午前7時30分~午後6時30分の定時預かりの1カ月料金は、年収が多く最も高い保育料を払っている家庭で、1人に保育料(給食材料費込み)5万2300円が、低所得世帯の場合は同2万8600円かかってきたのが、4月から無料になる。
同園の定員は200人で、現在、143人が通園している。町は完全無償化に伴う新年度の支出を約400万円と試算した。
保育料完全無償化は、23年4月の町長選で伊田彰町長が掲げた公約の一つ。伊田町長は北海道新聞の取材に対し「(保育料完全無償化は)訓子府の子どもを守る政策。20、30年後を見据え、子育てしやすいまちづくりを進めていきたい」と述べた。(中川渚)
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