医療的ケア児の入所支援 旭川市、保育所に看護師配置検討

旭川市は7日の定例市議会の一般質問で、日常的に人工呼吸器の装着やたんの吸引など介助が必要な「医療的ケア児」の保育所受け入れに関し、市立保育所への看護師配置や、保育士に対する研修の実施を検討していると明らかにした。
阿部奈緒氏(自民党・市民会議)の質問に答えた。
市子育て支援部によると、市内には60~70人の医療的ケア児がいると推定。市内全体の0~2歳児の約52%、3~5歳の約98%の子どもが保育所や幼稚園などを利用しており、医療的ケア児においても幼児教育のニーズが高いとみている。
一方、医療的ケア児の受け入れについては、看護師を配置する市立保育所1カ所と、夏休みなどに看護師を派遣してもらっている放課後児童クラブでの対応となっている。浅田斗志夫子育て支援部長は「いずれも人数やケアの内容が限定的でニーズに十分応えられていない」とし、医療的ケア児の受け入れ促進に向けた環境整備が必要と説明した。(佐藤愛未、伊勢裕太)
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