困窮ひとり親家庭 親の通院費も助成 札幌市、2024年8月から
札幌市は2024年8月から、住民税非課税世帯の低所得のひとり親家庭に対し、親の通院費の助成を始める。これまでは子供の通院費と入院費、親の入院費のみ助成してきたが、困窮世帯に対する支援を強化する。
対象は、年平均9千人と推計。これまで通院費は、健康保険適用で生じる3割負担だったが、来年からは初診料580円の自己負担のみとなり、これ以降の通院は、保険適用内で無料になる。
27年度までの事業費は15億6100万円。市は「親の医療費を助成することで、子育て支援につなげる」と説明する。
重度心身障害者のうち精神障害1級の人の入院費も同じく24年8月から助成を始める。これまでの助成対象は通院費のみだったが、入院費にも拡大。23~27年度の事業費は計2億5300万円を見込む。これまで入院費は健康保険の適用で3割負担だったが、住民税非課税世帯は、初診料580円のみで、そのほかの医療費は保険適用内で無料になる。課税世帯はいずれも1割負担とする。
市はいずれも、23~27年度の行財政運営指針となる「中期実施計画(アクションプラン)」に盛り込んでおり、合わせた事業費は計18億1400万円。(蒲生美緒)
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