お菓子くるくる 北見に道内唯一の回転式売り場 パラボで40年余「パラきたキッズ」効果で親子増

ゆっくりと回りながらお客さんを楽しませる「Gram」
北見市中心部のまちきた大通ビル・パラボ地下1階で、道内唯一の回転式お菓子売り場が稼働している。直径約180センチの回転台に載った約100種類の色とりどりのお菓子が反時計回りにゆっくりと回り、好きなものを選んで購入できる。見た目に楽しい上、今年4月にパラボ内で改装オープンした屋内子ども遊戯場「パラきたキッズ」効果もあり、立ち寄る親子連れなどが増えて人気を集めている。
回転式お菓子売り場の名称は「Gram」(グラム)。名古屋市に本社を構える菓子メーカーの松風屋が開発した。道内では、釧路の百貨店「丸三鶴屋」で初めてお目見えし、2000年代には最大14店舗が導入した。しかし百貨店の閉業が増え、大きな回転台が売り場面積をとるなどの理由で年々減少。21年3月に札幌エスタから姿を消し、現在はパラボのみとなった。
パラボでは、前身のきたみ東急百貨店開業の1982年から、2台が41年間休むことなく回り続けている。東急閉店時には撤去の話も持ち上がったが「昭和レトロなGramを動く間は使い続けるべきだ」と存続が決まった。
100グラム250円(税抜き)の量り売りで「オールシーズンチョコ」や「いちご花鶴」などが人気。母親とパラボに来ると必ず立ち寄るという陸別小2年の畠野結仁(ゆいと)さん(8)は「いろんな種類が回ってきて選ぶのが楽しい」と次々にお気に入りのお菓子をカゴに入れていた。
パラボの営業次長政岡公弘さん(61)は「もっともっと長く動いてもらいたい」とワクワクさせてくれるお菓子売り場に期待を込めた。(星野雄飛、写真も)
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