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子育て世帯増の当別に小児科専門医 「あんしんクリニック」9月4日から外来

「期待に応えられるよう自分らしく頑張りたい」と話す当別あんしんクリニック小児科の三宅のえる医師

「期待に応えられるよう自分らしく頑張りたい」と話す当別あんしんクリニック小児科の三宅のえる医師

【当別】JR当別駅前の町園生に6月に開業した「当別あんしんクリニック」は9月4日、新たに小児科を開設する。医師1人が常勤し、週5回の外来診療を行う。町によると、町内の医療機関には少なくても1990年以降、小児科専門の常勤医師はいなかった。当別には子育て世帯の転入が増えており、町はさらなる移住定住に弾みがつくと期待する。

三宅医師「やりがい感じる」

町内には子どもの診療も行う内科などの医療機関はあるものの、小児科の専門医はいない。

札幌の社会医療法人「豊生会」が運営する同クリニックは現在、内科、皮膚科など四つの診療科を備え、外来診療に対応している(内科のみ訪問診療も実施)。同クリニックは、施設の建設費など、町の助成を活用して開業するにあたり、町内に小児科医がいないことを知り、小児科開設を目指していた。

4日に開設する小児科の外来は火曜日と日曜日を除く週5日間で、平日が午前8時半~正午と午後1時半~同4時、土曜日が午前8時45分~正午。

専門医として着任するのは、神奈川県出身の三宅のえる医師(38)。横浜市立大医学部卒業後、手稲渓仁会病院(札幌)や、重い病気を抱える子どもらの訪問診療を行う生涯医療クリニックさっぽろ(同)で勤務してきた。当別での勤務について「まちの維持や発展にも関われるやりがいを感じた」という。

三宅医師は、これまで重症児を多く担当。本人や保護者が納得して治療に当たれるようコミュニケーションを綿密に図るようにしてきたと振り返る。今後も「医師として譲れない部分もあるが、患者や保護者の話をしっかり聞き信頼関係を築きたい」と話す。子ども特有の病気への丁寧な対応や発達に関する相談など、専門医ならではの知見を生かす考えだ。

町内では、町が昨年1月に導入した新築住宅購入支援金制度を使って町内に転入した世帯が100世帯を超えるなど、子育て世代の転入が増えている。小児科の開設について後藤正洋町長は「非常に心強い。移住者をさらに呼び込むためにも念願だった」と話した。(和賀豊)

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