恵庭産材おもちゃを赤ちゃんに 恵庭市が初の製作、「木育」狙い

原田裕市長(左)から木でできた玩具を受け取った佐藤さん親子
【恵庭】市は本年度から、地場産の間伐木材を活用した玩具「ファーストトイ」を初めて製作し、23日から市内の新生児に贈呈を始めた。子どもに木に親しんでもらう木育が狙い。
玩具は、「森の輪(わっこ)」と呼ばれるドーナツ状の木工品と、積み木セットの2種類。森の輪はマツ科のトウヒ、積み木セットは広葉樹の間伐木材が使われている。製作は主に市内の岡田建具製作所や、就労継続支援B型事業所「ワーククラフト恵庭」が担い、本年度は450人分を製作する。
この日は寄贈式が複合施設「えにあす」で行われ、第1号として、いずれも市内の作業療法士、佐藤沙樹さん(32)と萌(めばえ)さん(30)の長男で4月に生まれた丞唯(じょうい)ちゃんに玩具が贈られた。沙樹さんは「小さいうちから木に触れ合えるすてきな取り組み。これからも続けてほしい」と喜んだ。
贈呈対象は今年4月1日以降に出生した市内の新生児で3~4カ月検診を受けた際に渡す。(中川渚)
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