【こどもの本棚】竹下文子『はしれ!たくはいびん』

今回のテーマは「宅配便」
推薦者 柳平結子さん(更別村図書室)
荷物の「旅」追いかけて
宅配の荷物がどのように届け先まで運ばれるのか、知っていますか。人気乗り物絵本シリーズのひとつ「はしれ!たくはいびん」(竹下文子文、鈴木まもる絵/偕成社)=写真=で、荷物の行方を追ってみましょう。
北国のおじいちゃんの畑で、リンゴがたくさん取れました。孫たちに送ってやろうと、おばあちゃんが箱に詰め、宅配のお兄さんに預けます。宅配便はほかの家や店の荷物も集めながら、まずは営業所に到着。リンゴの箱は車から下ろされ、今度は別の大きいトラックに積み込まれます。国道を走り、仕分けセンターを通り、真夜中の高速道路も走って、リンゴの「旅」は続いていきます。
宅配便以外の車もたくさん登場し、宅配の仕事についてもよくわかります。柳平さんは「ほぼ全てのページにリンゴ箱が描かれています。どこにあるか探しながら読み進める楽しみ方もできます」と話します。3歳ごろから。
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「ねこのたくはいびん」
奥野涼子作/講談社
「たくはいびーーん」
林木林作、出口かずみ絵/小峰書店
「ぼくがかわりにとどけるよ」
そのだえり作/文渓堂
(2023年8月23日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)
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