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学習や遊び 自由な居場所に 北広島市児童活動センター「さとっぴー」開業 無償で教える支援も

オープン初日に早速、施設を訪れて、児童学習室で遊ぶ親子連れら

【北広島】市は21日、学校や家庭以外の子供たちの居場所として「市児童活動センター」(西の里北1)をオープンさせた。施設の愛称は「さとっぴー」。放課後に子供が自由に訪れて学習や遊びで利用できるスペースに加え、家庭に居づらい子供らを対象に、無償で勉強を教え、食事を提供するスペースを備えている。市はこうした勉強や食事の支援機能を備えた施設を初めて整備した。

施設は、旧北洋銀行西の里支店の建物(平屋建て約220平方メートル)を市が同銀行から借り受けて改修した。改修費は5千万円でB&G財団(東京)の助成金7800万円を活用。運営費は年間2500万円で、同財団の助成金や道の補助金などを充てる。

センターには二つの機能がある。1点目が放課後などの子供の居場所機能。18歳未満の児童・生徒、未就学児(保護者の同伴が必要)などが対象で、自由に訪れ、2部屋ある児童学習室(定員計40人)で勉強や遊びをして過ごす。学習室はボードゲームなどの玩具を備えている。

2点目が、家庭に居づらい、対人関係が苦手など問題を抱える児童・生徒を対象に、学習習慣や基本的な生活習慣が身に付くように支援する機能。台所が併設された「学習支援室」を利用して無償で勉強を教え、食事を提供する。定員は1日7人。利用は事前に市への登録が必要で、既に11人が登録している。

施設の運営は、学童保育などで実績がある「労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団」(東京)が指定管理者として、スタッフ6人体制で担う。

愛称「さとっぴー」は、西の里小児童への公募を経て決まった。4年の田中萌衣(めい)さんと3年の誠人(まこと)さんのきょうだいの作品で、西の里の「里」、ハッピーとピープルにちなんだという。

21日の落成式では田中さん、上野正三市長らがテープカット。北洋銀行の安田光春頭取は、道産牛乳1年分の目録を上野市長に手渡した。牛乳は、来館した子供に振る舞われる。上野市長は「センターがまちづくりに貢献することを期待している。子育て環境の充実を進めたい」と話した。

開館は午前9時半から午後6時半で利用は無料(日曜と祝日、年末年始は休館)。旧支店に設置していたATMは引き続き使える。

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