母子の健康 アプリで支援 帯広市が8月1日から運用 手帳と併用、オンライン相談機能も

「おびモ」のイメージ画面。地域の情報を受け取るほか、オンライン相談などができる(帯広市提供)
帯広市は、子どもの成長を記録したり市の子育て情報を受け取ったりすることができるアプリ「おびモ」の運用を8月1日から始める。従来の紙の母子手帳と併用してもらうことで利便性を高める狙い。オンライン相談などの機能も備えており、市は利用を呼びかけている。
「おびモ」はコンテンツ配信会社「母子モ」(東京)が配信する母子手帳アプリで、帯広市民向けの内容になっている。管内では音更町や幕別町などが同様のアプリを導入。他の導入自治体に転出した場合は、記録を引き継ぐことができる。
利用する場合はアプリストアから「母子モ」と検索してダウンロードする。住所や子どもの生年月日などを登録すると、成長に合わせて予防接種や健診の知らせが届くほか、地域で子どもが遊べる施設、子育てに関する市のイベントなどの情報も送られてくる。
また、オンライン相談も可能となる。妊娠や出産、乳幼児の発達などに関する相談をする場合、これまでは保護者が市保健福祉センターや市役所に出向くか、市職員が家庭を訪問して対応していた。オンラインを導入することで相談する機会を増やす狙いだ。
母子手帳を巡っては、有識者による国の検討会で育児情報を電子的に提供することや母子手帳のデジタル化の議論が行われており、帯広市でもアプリを導入することにした。
米沢則寿市長は28日の定例記者会見で「妊娠、子育て世帯がより安心して楽しく子育てできるようにしたい」と登録を呼びかけた。今後、医療機関に案内を配布するほか市ホームページや広報などで周知する。(小坂真希)
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