蔵書千冊 気軽に読んで 小樽・赤岩会館に地域図書館開設
小樽市内の赤岩町会(北田健二会長)は7月23日、地域図書館「あかいわ文庫 BOOKBOOK(ぶくぶく)」を赤岩会館(赤岩1)に開設した。市立小樽図書館が提供した児童書や文庫本、漫画など約千冊を用意。住民が気軽に本に接する場をつくり、地域交流の活性化にもつなげる狙いだ。
あかいわ文庫は同会館2階の大広間や会議室、廊下に設置。本は本棚に陳列するほか、一部は机の上に表紙が見えるように並べ、来館者により関心を持ってもらえるよう工夫している。貸出期間や冊数に制限は設けない。
開設は同地区に住むパート長原麻以さん(39)が発案。同地区は市立図書館と約5キロ離れており「子どもたちが本を読める場所を地域につくりたかった」と長原さん。市立図書館が市民から寄贈された本を地域に無償で提供する「おたるまちなか図書館」の仕組みを利用した。
市立図書館によると、あかいわ文庫は16カ所目の「まちなか図書館」で、伊藤信彦館長は「冊数は最大級ではないか」と話す。
同日はオープニングイベントが開かれ、市立図書館職員による絵本の読み聞かせが行われた。高島小6年の二木柚羽さん(11)は「夏休みに友達と何度も来たい」と笑顔で話した。
貸し出し、返却の受け付けは月、木曜を除く午前10時~午後2時(7月中は午後4時まで)。同町会以外の住民も利用できる。(久慈陽太郎)
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