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吃音の悩みに絵本で寄り添う 札幌のNPO法人が発行

吃音がある人への理解を促そうと制作された絵本「うまくしゃべれない ぼくは、へん?」の表紙

滑らかな発音が苦手な「吃音(きつおん)」がある人への理解を広げようと、札幌市のNPO法人「NoLimits北海道吃音・失語症ネットワーク」が絵本「うまくしゃべれない ぼくは、へん?」を発行した。制作に携わったのは吃音を抱えるメンバーで、子どもたちに「一人で悩みを抱え込まず一歩踏み出して」とのメッセージを込めた。

主人公は小学2年生。学校で話し方をからかわれてつらい思いをするが、母親や医師らに苦しみを話すことで周囲に理解を得られ、自分らしく学校生活を送れるようになる―という物語だ。

絵本制作は子どもや保護者の悩みに寄り添いたいと同法人が企画。道内在住の絵本作家しょうじあいかさんが脚本と絵を担当した。

筋書きには、メンバーの実体験を盛り込んだ。幼少時代「いじめやからかいの苦しみを一人で抱え込んできた」と話す寺島渓さん(25)の経験のほか、「周囲の人に困り事を打ち明けて」と話す内海浩平さん(26)、「自分らしく、何事にも前向きに挑戦してほしい」と言う畑中日菜さん(23)の思いも反映させた。

A4変型判28ページ。千円。6月1日に発行し、道内144の公立小中高校の言葉の教室に無料配布するほか、インターネットサイトのアマゾンで販売している。売り上げは全道の障害児支援に寄付する。(蒲生美緒)

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