子どもに第三の居場所を ふきのとう文庫 札幌に「こどもクラブ」開設

開所式で「ふきのとう・こどもクラブ」のオブジェを手にする「ふきのとう文庫」の高倉嗣昌代表理事(中央)ら
札幌市で弱視の子ども向けの本を作っている「ふきのとう文庫」(高倉嗣昌代表理事)は7月2日、運営する私立の「ふきのとう子ども図書館」(中央区北6西12)で、家庭と学校以外に気軽に立ち寄れる第三の居場所として「ふきのとう・こどもクラブ」の開所式を行った。3日に開設する。
日本財団の助成を受けて新設。同クラブは、弱視の子ども向けに大きな文字で作られた「拡大写本」や一般図書など約1万5千冊を所蔵する同図書館で、スタッフが子どもと触れ合う。勉強を教えたり一緒に遊んだりして、子どもが立ち寄りやすい場所を目指す。
2日の開所式には関係者約30人が出席し、同クラブの布のオブジェが披露された。札幌市立桑園小4年の飯塚美里さん(9)は、母親の理恵さん(46)と参加し「クラブが楽しみ。友達と一緒に宿題をしたい」と期待を話した。
月、火、水、日の週4回、小学生らを対象に無料で開放する。(五十嵐俊介)
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