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当別の認定こども園「おとぎのくに」建て替えへ 子育て世帯の転入増、定員218人に拡充

認定こども園「おとぎのくに」の新園舎の完成予想イメージ(西村建築設計事務所提供)

認定こども園「おとぎのくに」の新園舎の完成予想イメージ(西村建築設計事務所提供)

【当別】町内の社会福祉法人「高陽福祉会」は本年度、運営する町内の認定こども園「おとぎのくに」(太美町)の園舎を、今後の入園者数の増加を見据えて建て替える。来年3月完成予定で、定員を現在の168人から218人に増やす。町内で子育て世帯の転入が増えていることが背景にある。

新園舎は鉄筋コンクリート造2階建てで、延べ床面積は現園舎の約1.3倍の約1300平方メートル。保育室は現在の6室から10室に増える。冷暖房に地中熱を利用するのも特徴だ。総工費費は約6億1千万円で、約3億5600万円は国から、約7400万円は町から補助を受ける。7月に着工する。

同園は元は町営の保育所で、2019年に民営化し、同法人が認定こども園として運営するようになった。19年4月に102人だった園児は年々増え、現在は122人。年齢ごとに定員があり、2~5歳は空きがあるが、0、1歳は昨年10月に定員に達した。このため園舎の一部を改修し、今年4月に0歳は9人増の15人、1歳は12人増の30人にそれぞれ定員を拡大した。

町内では、町が昨年1月に導入した新築住宅購入支援金制度を使って町内に転入した世帯が100世帯を超えるなど、子育て世代の転入が増えている。「現在の定員だと今後数年で各年齢の定員を超える可能性が高い」(町子ども未来課)ため、同法人は築23年の現園舎の建て替えを決めた。町内のもう一つの認定こども園「当別夢の国幼稚園」(北栄町、定員225人)も0、1歳はほぼ空きがない状態という。

29日には「おとぎのくに」敷地内の新園舎建設予定地で起工式が行われ、約30人が出席した。同法人の前田元照理事長(52)は「新園舎で、子どもたちの知恵と勇気と愛情を育てたい」とあいさつ。後藤正洋町長は「園と連携して、子どもを安心して育てられるまちにしたい」と話した。(和賀豊)

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