\大切なお知らせ/

mamatalkは2025年9月末をもって
サービスを終了いたします。
一部の記事は MouLa HOKKAIDO にて
引き続きご覧いただけます。

これまでのご利用、
本当にありがとうございました。

おもちゃ修理、帯広から「出張医」 ボランティア団体代表・高橋さん、旭川に拠点

修理を依頼されたおもちゃ、工具を手に「子どもたちの喜ぶ顔がやりがい」と、思いを語る高橋章さん

壊れたおもちゃを修理するボランティア団体「帯広おもちゃ病院」で代表を務める高橋章さん(77)が、遠方の顧客の要望に応えようと、今月から旭川市とその近郊を対象に「出張医」を始めた。購入した旭川の空き家を住居兼作業スペースとし、当面は10月まで毎月16日から月末まで対応する。高橋さんは「愛着のあるおもちゃを直し、子どもたちの笑顔を見るのがやりがい」と話し、修理に携わる仲間も募って旭川での本格「開院」も目指す。

5人でつくる帯広おもちゃ病院は、日本おもちゃ病院協会(東京)に登録。帯広では2014年から約2400件のおもちゃを扱い、うち96%を修理したという。上川管内には東川町社協に事務局を置く「おもちゃの病院ひがしかわ」もあるが、旭川などから高橋さんらへの依頼も多く、出張対応することになった。作業スペースの確保のため、春光台2の3の一戸建てを自費で購入。ドライバーや電圧器などの工具のほか、トランジスタ、ダイオード、スイッチ類など数千の部品を持ち込み、「おもちゃ病院旭川」として6月20日に受け付けを始めた。

早速「患者」が訪れており、22日には市内の看護師早勢徹さん(42)が来診。長男新ちゃん(4)のお気に入りで、レール上をモーターで走る車のおもちゃを持ち込んだ。高橋さんがスイッチ部分を直すと、走らなかったおもちゃが再び動き始め、早勢さんは「お店で同じタイプを探したが見つからず、寂しげな顔をしていました。またおもちゃで遊んでくれます」。

技術料は無料で、部品代と送料のみ。高橋さんは「喜んでもらえると、直した側もうれしい」と話す。常設化に向け、技術の有無、老若男女問わず修理ボランティアに興味のある人を募集しており「特にシニア世代は頭や指先を使い、ぼけ防止になり、交流もできる」と呼びかけている。

修理については事前の電話連絡が望ましい。修理やボランティアに関する問い合わせは高橋さん、電話090・8633・2283へ。(桜井則彦)

この記事に関連するタグ

What’s New

  • ニュース
  • ALL

Ranking

  • すべて
  • ニュース
2025
9/11
THU

Area

北海道外

その他