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北見西部に通所型助産院 元北見日赤の上川さん開業 乳房ケアに力「気軽に通って」

「子育てする人の力になりたい」と話す上川さん

北見赤十字病院(北見日赤)で約20年間にわたり勤務した助産師の上川晶恵さん(62)が、北見市西部で初となる通所型の助産院「かみかわ助産院」(中央三輪)を開業した。乳児が母乳を飲む動きを応用して乳房の痛みを和らげるマッサージ「BSケア」の技術を習得。BSケアや乳腺炎のマッサージに加え、育児中の母親らの相談に応じる。上川さんは「多くの親子に気軽に通ってもらいたい」と話している。

上川さんは北見赤十字看護専門学校を卒業した後、北見日赤に勤め、300人以上の分娩(ぶんべん)に携わった。子育てのため一時、病院を離れたが復職し、2年前に北見日赤を退職した。

開業は、病院に通院していた妊婦からの「第2子、第3子のときも担当してほしい」という声がきっかけで、「子育てで悩む人の役に立ちたい」という気持ちも強かった。市が最大50万円助成する「創業促進補助金」制度を利用して5月上旬、夫の両親の他界により空き家となっていた一戸建てを活用して助産院を開いた。

開業に先立ち4月には、NPO法人「BSケア」(福岡県)の研修に参加し、乳首をケアすることで乳腺の詰まりなどを解消するBSケアの技術を取得。オホーツク管内で唯一、同法人から「プレゼンター」の認定を受けた。授乳や育児などの相談にのるほか、負担の少ない抱っこや乳児へのマッサージの仕方など、母親の身体的、精神的な負担軽減に向けたアドバイスを行う。分娩は行わない。

上川さんは、子どもの性教育や不妊など幅広い相談に応じる考えで、「新型コロナウイルス禍で孤独を感じているお母さんは多い。みんなが集える場所にしていきたい」と話す。

利用料金は、北見市の産後ケア事業を利用した場合1回1200円。営業は月、火、金、土、日曜の午前10時~午後5時だが、事前の相談があれば定休でも応じる。問い合わせは助産院、090・1642・1801へ。(水野薫)

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