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障害ある子もない子も楽しめる遊具 旭川市が忠和公園に導入へ 24年秋にも

インクルーシブを意識し、車いすの目線に合わせて高さが調節されたパネル遊具(旭川市提供)

旭川市は2024年度、障害の有無にかかわらず、誰もが一緒に楽しめるように設計された「インクルーシブ遊具」を市内の忠和公園(神居町忠和)に導入する方針だ。体勢を維持することが難しい子どもが座ることのできるサポート付きブランコや、視力の弱い子どもでも見やすい色合いのパネル遊具などを設置し、子どもが垣根なく交流を深める場をつくるのが狙い。

インクルーシブ遊具は年齢や性別、身体的な能力などを問わない遊具を指す。インクルーシブとは英語で「包括的な」を意味する。

忠和公園は体育施設やジョギングコースなど多彩な楽しみ方ができる健康運動公園。以前からバスケットボールや散歩などで訪れる車いす利用者が多くいたことから、インクルーシブ遊具設置の検討を始めた。駐車場から遊具までの通路が整備されていることも決め手となった。

設置場所は、水遊びができる「水上トリムコース」に近い芝生エリア約270平方メートル。車いすから乗り移りやすい高さを意識した回転遊具「オムニスピナー」など大小の遊具5種類を導入する。クッション性の高いゴムチップで舗装し、子どもが遊具から落ちてしまった際の衝撃を軽減する。

今津寛介市長は、子どもたちが障害の有無に関係なく同じ教室で学ぶ「インクルーシブ教育」の導入を選挙公約に掲げている。こうした動きの中、忠和公園内にある老朽化した遊具の更新に着手し、24年秋にもインクルーシブ遊具の利用開始を見込む。事業費は約4千万~5千万円。市公園みどり課は「利用者の声を聞きながら、市内の他の公園での設置も模索したい」としている。(渡辺愛梨)

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