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【こどもの本棚】バージニア・リー・バートン『せいめいのれきし』

バージニア・リー・バートン『せいめいのれきし』

今回のテーマは「生きものたちの時間」
推薦者 鈴永さくらさん(帯広市図書館)

変化の流れ 魅力的に描写

地球が誕生した46億年前から、脈々と続く生き物の歴史―。さまざまな切り口から、悠久の時間をひもとく本を、鈴永さんに教えてもらいました。

「せいめいのれきし 改訂版」(バージニア・リー・バートン文絵、いしいももこ訳、まなべまこと監修/岩波書店)=写真=は、米国生まれの著者が8年かけて制作し、1964年に刊行した本を50年後に改訂したもの。見開きの左ページが歴史の説明、右ページは舞台のイラストで、幕が上がれば、その時代の地球の風景が広がっています。

銀河系から地球にできる岩、海、植物や動物が細かく、美しく描かれています。「時の経過とともに、生き物が変化していく流れを魅力的に見せてくれます」と話す鈴永さんも、子どもの時に読んで生物への興味を深めたといいます。壮大なストーリーは後半でようやく人間が現れ、最後の幕は「このあとはあなたのおはなしです」。

解説は少し難しいけれど、絵を見るだけでも楽しめます。小学3年生から。

こちらもおすすめ

「おかえり、ウミガメ」
高久至写真文/アリス館

「いのちのひろがり」
中村桂子文、松岡達英絵/福音館書店

「地球へのピクニック」
谷川俊太郎詩、長新太絵/銀の鈴社

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