\大切なお知らせ/

mamatalkは2025年9月末をもって
サービスを終了いたします。
一部の記事は MouLa HOKKAIDO にて
引き続きご覧いただけます。

これまでのご利用、
本当にありがとうございました。

連載コラム「井澤綾華の働くママごはん」第46回

直売所は自由な市場 何を売るか 生産者次第

空知の栗山町にあるわが井澤農園では、毎年4月末から、直営のお花の直売所がオープン! 越冬タマネギや熟成させたサツマイモも販売する予定です。

新鮮さと割安感が魅力の直売所。農家の直営であったり、地域の生産者団体や企業、農協が関わっていたりとさまざまです。多くの直売所は生産者自ら値付けができ、取り扱ってほしければ原則どんな商品でも並べられます。贈答用からB級品、訳あり品まで、生産者の判断に委ねられます。

生産者のメリットは大きいです。直売所では製造・出荷数量の最小単位にとらわれずに済み、珍しい品種や少量しか作付けしていないものも販売できます。

一方、スーパーや青果店ではバイヤーなどの担当者が商品を選び、自店の顧客層に売りたいもの、一定の品質以上のものを仕入れて並べます。生産者にとっては一度に大量の注文が入る半面、売り場に並ぶまでに仲卸業者が複数絡むこともあり、利益が少なくなることも覚悟します。形状に対する要望が厳しい売り場があるのも事実で、見た目のよいものだけ買われてしまった結果、生産者は下位ランクのものが手元に残ってどう売ろうかと頭を悩ますという話も聞きます。

ネット通販は、上手に使えば思いがけない遠方から注文をもらえます。実店舗よりもお客さまの声が届きやすくなるし、マスメディアの目にとまりやすくなる利点も。SNSも併用すれば、一度も会ったことがない相手でも野菜や生産者のファンになり得ます。

私自身も消費者として、直売所・スーパー・ネット通販を使い分けて買っています。子どもが大好きなミニトマトやイチゴは今の時期、お取り寄せです。道内では栽培が難しいかんきつ類も通販でさまざまな品種が購入できますね。全国の生産者のこだわりの品を楽しんで味わっています。

教えてくれたひと

井澤綾華さん

管理栄養士

いざわ・あやか 天使⼤(札幌)を卒業後、2016年に空知管内栗⼭町地域おこし協⼒隊員に。17年、町内で農家を営む孝宏さんと結婚。22年1月、3人目の子どもとなる次男が誕生した。フェイスブックで野菜のレシピなどを発信中。札幌市出身。

What’s New

  • ライフスタイル
  • ALL
2025
9/8
MON

Area

北海道外

その他