【こどもの本棚】刀根里衣『おおきくなったら、なんになる?』
今回のテーマは「ウサギ」
推薦者 熊谷妃都美さん(帯広市図書館)
いろんな仕事を楽しく紹介
今年はうさぎ年。熊谷さんに、ウサギが登場する本を教えてもらいました。
「おおきくなったら、なんになる?」(刀根里衣著/NHK出版)=写真=の表紙で読者に問いかけるのは、白くてふわふわした、愛らしいウサギのモカです。
大きくなったら宇宙にだって行ける。歌い、踊って人を喜ばせ、服のデザインに庭や公園の手入れまで―。モカが変身して、それぞれの仕事をかわいらしく伝えます。「ストーリー性があるわけではないけれど、絵で楽しめます」と熊谷さん。誰かのためにコーヒーを入れたり、大好きな絵を描いたり、ページをめくるたびに、その職業の先にある楽しさや夢までもが広がる内容になっています。
見開きには本文で紹介されていない職業のイラストもあります。熊谷さんは「子どもの好きな仕事を知るのにも役立ちそう」と話します。3歳から。
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「のうさぎ」
高橋喜平文、薮内正幸絵/福音館書店
「わたしのうさぎハッピー」
みずしまさくらこ原案、なとりちづ文絵/福音館書店
「ぎざみみうさぎ」
シートン原作、樋口大寒絵、早野美智代、こわせたまみ文/小学館
(2023年1月17日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)
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