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山なみ分校校舎、適応指導教室に 苫小牧市教育委員会方針、23年度から

適応指導教室として活用する方針の山なみ分校

苫小牧市教育委員会(市教委)は、本年度で閉校する市立啓北中・山なみ分校(有珠の沢町3)を、来年度から不登校の小中学生の学校復帰を支援する適応指導教室として活用する方針を固めた。開設すれば市西部では初めてで、市内の中央部と東部に続き3カ所目。通級時間の短縮を図るほか、あえて地元から離れた教室も選べるようにし、不登校の子どもが支援を受けやすい環境をつくる。

西部初、不登校児童・生徒の復帰支援

知的障害のある生徒などを受け入れてきた山なみ分校は、1966年に松風町に山なみ学園として設立し、72年に啓北中の分校に。93年に現在地に移転した。2階建てで普通教室や特別活動室など約10教室を備える。障害児に対するより専門性の高い教育が可能な道立の苫小牧支援学校の開校が決まり、市教委は2019年に閉校を決定。跡地の活用方法を検討してきた。

市教委が開設している適応指導教室は、市教育・福祉センター内の「あおば学級」(本幸町1)と、沼ノ端交流センター内の「トピリカ学級」(北栄町3)。市西部の子どもは遠方まで通う必要があり、保護者や学校、地域などから教室設置の要望を受けていた。通級先が近いと、友人らの目を気にして通いにくいと感じる場合もあり、選択肢を増やす狙いもあるという。

市教委は現在、教室に退職教員ら専任指導員を置き、学習のサポートや運動、工作活動などを行っている。市内在住なら通級先は自由に選べ、教室に通った日は学校に出席したと扱う。山なみ分校でも同様の取り組みを行う考えで、教室名は「山なみ」を残す方針。

近隣住民との意見交換などを経て、来年1月の定例教育委員会での決定を目指す。市内の不登校の児童生徒数は過去5年間で約2倍に増え、21年度は過去最多の404人だった。市教委は「『山なみ分校』を活用して(不登校の子どもたちの)学習機会を増やしていきたい」としている。

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