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幼い命亡くした家族支えたい―帯広の産婦人科「慶愛病院」、活動団体「くるみ」設立

幼い命を亡くした親が集う活動「くるみ」に取り組む慶愛病院

帯広市の産婦人科「慶愛病院」は、出産前後や乳幼児期に子どもを亡くした家族が、同じ境遇の人と交流できる活動「くるみ」を始める。初回の12日には死産で子どもを亡くした親を対象に交流会を開く。同病院によると、現在、幼い子どもを亡くした親に限定したグリーフケア(大切な人と死別した悲しみに寄り添う支援)は十勝管内にはなく、参加を呼びかけている。

同病院では赤ちゃんが亡くなった状態で産まれる死産が年に数件あり、「髪の毛がほしい」「お風呂に入れてあげたい」といった親の要望に寄り添う形でケアをしている。ただ、退院後の生活の全てまでは把握できない。患者の相談に乗る心理士柴田華さん(38)によると、日常生活に戻った後、母親が他の家族と悲しみの深さに差を感じ、一人で悩むことがあるという。

これまで、子どもを亡くした母親からは「同じ境遇の人と話せる場が地域にほしい」という声が、病院に寄せられていた。看護部長の中山和枝さん(59)は「もっとできることがあるのではという思いがあった。将来につながる活動をしたかった」と語る。

今年の夏から院内で、本格的に話し合いを重ねてきた。「くるみ」は赤ちゃんを包む柔らかい毛布「おくるみ」や、過去と未来の架け橋という意味を込める。今後は、死産に加え、流産や病気で乳幼児を亡くした人にも対応する場を設け、定期的に開催する予定だ。

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