親子で大自然を満喫できる! 子連れにおすすめの道南キャンプ場5選〜檜山編〜

子連れにおすすめの道南キャンプ場5選〜檜山編〜

砂浜での砂遊びや海水浴、磯遊びに魚釣り-。夏といえばやっぱり海! 透明度が高く、道内でも水温が高い檜山の海は、親子の海デビューにおすすめです。今回のキャンプ場特集では、檜山エリアの5カ所を紹介。アウトドア初心者にもうれしいグランピングや手ぶらキャンプが充実したキャンプ場も取り上げます。キャンプ場を拠点に、檜山の海を親子で満喫してみては。

鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森(厚沢部町)

使いやすく整備され、設備も充実しているオートサイト(写真提供/鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森)

使いやすく整備され、設備も充実しているオートサイト(写真提供/鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森)

宿泊設備が充実! 大自然の中のキャンプ場

函館から車で約1時間、厚沢部町の鶉ダムの下に広がる森と清流に囲まれたオートキャンプ場。場内は、きれいに整備されたカーポートと芝生のテントサイトが魅力です。電源や上水道が使えるサイト、貸別荘タイプのコテージもあり、炊事棟やトイレもきれいな造りなので、アウトドア初心者のファミリーにも安心。

センターハウスにはコインランドリーやシャワーも完備し、レンタルアイテムも豊富にそろっています。周辺には車で約15分のところにコンビニがありますが、スーパーは約30分かかるので、事前に立ち寄っておくと◎。

子ども連れにおすすめのポイント

函館の五稜郭公園をイメージした星形の広場は、子どもの遊び場として人気(写真提供/鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森)

函館の五稜郭公園をイメージした星形の広場は、子どもの遊び場として人気(写真提供/鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森)

キャンプ場内には、イベント会場にもなるミニサイズの「五稜郭」(函館の五稜郭公園をイメージした星形の広場)などがあり、自然の中で思い切り体を使ってのびのびと遊ぶことができます。

また、ハチャムの森の中にはクワガタなど昆虫が生息しているので、虫捕り網と虫かごを忘れずに。夏から秋にかけて、いろいろな昆虫採集にもチャレンジしてみましょう。

鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森

住所:北海道檜山郡厚沢部町字木間内60番地1
電話:0139-65-6886
営業期間:4月下旬~9月下旬
利用タイプ:宿泊、日帰り・デイキャンプ
近くの温泉:うずら温泉
https://www.town.assabu.lg.jp/modules/sightinfo/content0025.html
※2021年度より、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、会議室は使用禁止となっています。また、宿泊者の退出時間も変更となっています。

夷王山キャンプ場(上ノ国町)

広くてふかふかの芝サイトにはフィールドアスレチックも

メインとなる多目的広場にはフィールドアスレチックも(写真提供/上ノ国町役場施設課財産管理グループ)

松前半島の森で森林浴!アスレチックも楽しめる

檜山道立自然公園内「緑のふるさと」公園にある無料キャンプ場。サイトは2カ所あり、メインとなる多目的広場にあるサイトAはオートキャンプも可。炊事場があり、トイレは木工芸センターの水洗トイレを使います。広い芝生にはターザンロープなどのフィールドアスレチックも設置。親子でのびのび遊べます。

丘陵地にあるサイトBは見晴らし抜群! 運が良ければ日本海沖に瞬く漁船の漁火が見えることも。トイレのほか、かまど付きのテーブルと椅子があります。森林浴が楽しめる広い公園内は、遊歩道で散策でき、野鳥や約500種類あるとされる山野草の観察も楽しめます。親子で半島の景勝地の自然を楽しんでみては。

子ども連れにおすすめのポイント

美しい湾を眺めながら地元の海鮮でBBQを楽しむのもおすすめ

美しい湾を眺めながら地元の海鮮でBBQを楽しむのもおすすめ(写真提供/上ノ国町役場施設課財産管理グループ)

キャンプ場近くの道の駅「上ノ国もんじゅ」は、アワビやエビなどが水槽で生きたまま販売されているほか、地場産野菜やお土産も充実。地元の新鮮な海産物を買って、家族で海鮮BBQを楽しむのも◎。夷王山の中腹には、松前藩の礎を築いた中世の山城「勝山館」の史跡もあります。

日本海北方交易の拠点だった上ノ国の歴史にちなんで建てられた「夜明けの塔」(高さ約24m)もキャンプ場のすぐそばに。塔には登ることができ、美しい湾を一望できます。中世の歴史を肌で感じながら、親子で見る朝日は特別な思い出になるはずです。

夷王山キャンプ場

住所:北海道檜山郡上ノ国町字勝山520-1
電話:0139-55-2311(上ノ国町役場施設課財産管理グループ)
営業期間:4月末~10月31日
利用タイプ:宿泊、日帰り・デイキャンプ
近くの温泉:花沢温泉
http://www.town.kaminokuni.lg.jp/hotnews/detail/00000888.html

かもめ島キャンプ場(江差町)

潮風に吹かれながら日本海を見渡す「かもめ島キャンプ場」

潮風に吹かれながら日本海を見渡す「かもめ島キャンプ場」(写真提供/北海道江差観光みらい機構)


江差の港を荒波から守り、北前船の拠点としての繁栄を支えた周囲約2.6kmの小島「かもめ島」。島の上にあるキャンプ場には、水道やトイレのほか、灯台も。日本海に沈む夕日の美しさは、息をのむほどです。

島の自然資源を生かし、子どもたちに海に触れ合う機会を提供するイベント「かもめ島マリンピング~海と日本PROJECT~」(江差観光コンベンション協会主催)も昨年より開始。グランピングや手ぶらキャンプのほか、町民がガイドする島巡りや海風で揚げる凧あげなど、日帰りでも楽しめるバラエティ豊かな海洋体験のプランもあります。

子ども連れにおすすめのポイント

海水浴が楽しめる「前浜」エリアは穏やかで子どもにも安心。「えびす浜」では砂遊びも♪

海水浴が楽しめる「前浜」エリアは波が穏やかで子どもにも安心。「えびす浜」では砂遊びも♪(写真提供/北海道江差観光みらい機構)

バラエティ豊かな海洋体験! グランピングも楽しめる

海洋体験の中でも一番人気なのが、宿泊プランにも含まれる「カニ釣り」。必ず釣れるため小さな子どもも大喜び間違いなし! 今夏には、水中ドローン観察や海上浮遊、SUP(立ち漕ぎボート)体験などの新プランも。

直径6mの豪華なドーム型テントに泊まる「マリンピング」は、冷暖房完備のため赤ちゃん連れや晩夏の宿泊でも快適。スモアを楽しむたき火までフルサポートです。プランを利用しなくても、島には2カ所の海水浴場や潮だまりもあるため、砂遊びや磯遊びなど楽しみ方は無限大!

かもめ島キャンプ場

住所:北海道檜山郡江差町鴎島
電話:0139-56-1144
営業期間:4月~10月(「かもめ島マリンピング」イベント開催期間)
利用タイプ:宿泊、日帰り・デイキャンプ
近くの温泉:緑丘温泉みどりヶ丘の湯っこ、繁次郎温泉
https://marineping.esashi.town/
※かもめ島キャンプ場自体は町が管理する野営場のため、テント設営・BBQ等の利用は自由です。
※海水浴エリアは例年、夏休み期間(7月下旬~お盆まで)の10:00~16:00は監視員を配置し、安全な海水浴場として開設しています。期間中は足洗い場やシャワー室(冷水)が無料で利用可能。

せたな青少年旅行村(せたな町)

山や海、風車群を見渡せる展望台から見下ろしたキャンプ場

山や海、風車群を見渡せる展望台から見下ろしたキャンプ場(写真提供/せたな町役場まちづくり推進課)

奇岩が見守る透き通った海で海水浴!

象の立ち姿に似た「立象山」(標高95.4m)の頂上付近にあるキャンプ場。敷地内の展望台からは、せたな町中心部を眼下に、道南の最高峰・狩場山から日本海に浮かぶ奥尻島まで360度の大パノラマが楽しめます。海岸沿いに立ち並ぶ風力発電の風車群も圧巻。

広い敷地にはキャンプサイトのほか、キッチン、暖房完備のケビンもあります。炊事棟やシャワーだけでなく、コインランドリーが利用できるのもうれしいポイント。子どもが遊べる遊具もあります。市街地まで車で5分ほどの立地なので、材料を調達してBBQを楽しむのも◎。コンロのレンタルもあり、炭や着火剤も管理棟内の売店で購入できます。8月頃に見ごろを迎え、一面アジサイの花が咲き乱れる「あじさい広場」も隣接。親子で夏の風情を楽しんでみては。

子ども連れにおすすめのポイント

「三本杉岩」がそびえ立つ海水浴場の海は透明度抜群!

「三本杉岩」がそびえ立つ海水浴場の海は透明度抜群!(写真提供/せたな町役場まちづくり推進課)

親子で楽しむレジャーとして外せないのが、透き通った海での海水浴! 車で5分の「三本杉海水浴場」は、車いすやお年寄りでも楽しめるバリアフリービーチ。広い砂浜は砂遊びも楽しめます。浅瀬なので小さな子どもも安心。奇岩「三本杉岩」が沖に浮かぶ観光スポットでもあります。売店や土産屋もあるため、家族旅行にはピッタリ。トイレ、シャワーも完備されています。

日本海側約78kmの海岸線が続くせたな町。海沿い全体が釣りスポットになっているため、親子で釣りを楽しむのもおすすめです。

せたな青少年旅行村

住所:北海道久遠郡せたな町瀬棚区西大里11
電話:0137-87-3819(管理棟)
営業期間:4月下旬~10月23日(ケビンのみ10月16日まで)
利用タイプ:宿泊、日帰り・デイキャンプ
近くの温泉:せたな公営温泉浴場 やすらぎ館
https://www.town.setana.lg.jp/industry/syoukou/post_1305.html
※新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、ケビンの貸し出し数の制限、およびマットレスや毛布類の貸し出しを休止しています。

クアプラザピリカキャンプ場(今金町)

芝生のグリーンと白樺のホワイトのコントラストが印象的(写真提供/クアプラザピリカキャンプ場)

芝生のグリーンと白樺のホワイトのコントラストが印象的(写真提供/クアプラザピリカキャンプ場)

キャンプ&温泉でアウトドアを満喫!
檜山初のグランピング施設も

温泉宿泊施設クアプラザピリカの敷地内にある自然豊かなキャンプ場。広大な芝生のグリーンと、白樺のコントラストが印象的です。フリーサイトを中心に、ゆったりとした雰囲気の中でキャンプが楽しめます。道具一式レンタル&設営・片付けもお任せの「手ぶらキャンプ」も人気です。

2021年6月にはグランピング施設が誕生。充実した設備を誇るテントに宿泊し、夕食は豪華なバーベキュー、朝食は焼きたてホットサンドなどを楽しめます。7月には場内にカブトムシハウスがオープン予定。7〜8月中はイチゴ狩り体験もできます(要予約)。

子ども連れにおすすめのポイント

フリーサイト内に設けられたグランピング施設(写真提供/クアプラザピリカキャンプ場)

フリーサイト内に設けられたグランピング施設(写真提供/クアプラザピリカキャンプ場)

グランピング設備のテントにはツインベッドやハンモック、冷蔵庫などを備えており、ホテルの一室のよう。別棟のだんらんできるスペースにはテーブルや椅子、シンク、ウォーターサーバー、たき火台なども完備。寝室と食事スペースが分かれていて、広々と利用できるのがうれしい。

敷地内にあるクアプラザピリカで、快適な温泉入浴も堪能できます。カブトムシハウス内にいるカブトムシの生育状況や、日曜・祝日の午前中4組限定のイチゴ狩りは事前に電話で確認しておくと◎。

クアプラザピリカキャンプ場

住所:北海道瀬棚郡今金町美利河205-1
電話:0137-83-7111
営業期間:4月下旬~10月末
利用タイプ:宿泊
近くの温泉:クアプラザピリカ温泉
https://kurplazapirika.net/camp/

今年も暑い夏が予想されます。森林の木陰で涼を感じるもよし、海で泳ぐもよし。自然豊かな檜山で、子どもと一緒に自分たちなりの夏の楽しみ方を見つけてみてください。


文/mamatalk編集部
※この記事は2022年6月22日時点での情報です。お出かけ前に各キャンプ場の公式サイト等で最新の情報を必ずご確認ください。

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