• 2018/11/06

    <震災で見つめ直し 交流や準備> 札幌のママトーク vol.27

     まさか自分が被災するとは―。きっと誰もがそう思った胆振東部地震。9月6日未明、私もやはり、何が起きたのかもよく分からず途方に暮れました。

     夜は真っ暗な中、娘が学校の授業で作った手回しラジオを頼りに家族と過ごしました。普段は聞く習慣のないラジオでしたが、東日本大震災を経験した人の声や、停電中の過ごし方・懐中電灯の明かりの活用法などが紹介され、すぐさま実行し、安堵(あんど)したことを思い出します。娘ともたくさん会話をし、励まし合いました。

     私はマンション住まいなのですが、普段全く交流のない人とも情報を交換。どんなことでもいいから知りたい一心でした。ご近所付き合いがいかに大切なのか、改めて感じました。

     その後、会社の仲間内で誰からともなくお互いの安否を確認し合う会員制交流サイト(SNS)のグループが出来上がっていました。ガソリンスタンドや食材の豊富なスーパーなどの情報交換がされたほか、子供の保育所、幼稚園、学校の状況も共有しあいました。

     また、私の会社では当たり前に自宅待機としましたが、その後の周囲の話を聞くと、学校が休みになった子供を家に置き、親は普段通りに出勤したという人も少なくなかったようです。会社の考え方や、このような状況でも仕事をしなければならない立場は分かりますが、社会の仕組みや姿勢を振り返る良い機会になったことは言うまでもありません。

     予備知識と事前の準備、そして周囲との交流。家族や自分を守るために何が必要なのか―。私もいま一度見つめ直したいと考えています。

    (マミープロ代表取締役 阿部夕子)


    ◎ 札幌のママトークとは ◎
    札幌市内で発行しているどうしん生活情報版「さっぽろ10区(トーク)」で、月に1回連載中のママナビ 阿部夕子さんのコラム。
    ご自身の経験や経営者としての視点から、ママ達に子育てや復職に関するアドバイスやメッセージを発信中です。