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  • 校内感染、対策に限界 密回避困難、部活中止も 道内で学級閉鎖・休校相次ぐ

    教室を換気する札幌市内の道立高校の教員。児童・生徒の新型コロナ感染が増える中、学校現場の警戒感が高まっている

    新型コロナウイルスの感染が急拡大した今秋以降、道内の小中学校や高校で児童・生徒が感染し、学級・学年閉鎖や休校を強いられる事例が相次いでいる。クラスター(感染者集団)も10月以降、7校で発生。各校は感染予防に神経をとがらせ、中学校の部活動を中止した地域もある。受験生からは「入試に影響が出ないか心配だ」と不安の声が漏れる。

    集団生活が壁

    「道内で感染者が増え始めていたので、うちの生徒や教職員がいつ感染してもおかしくないと思っていた」。10月に生徒1人の感染が確認された道央の道立高校の教頭は打ち明ける。

    同校では、感染した生徒の学級を11日間、閉鎖。再開後、授業の遅れを取り戻すため、放課後に補習を行うなど対応に追われた。気を使うのは感染者が出た時だけではない。感染予防のため、教員たちは毎日、放課後に各教室の机やトイレなどを消毒しているが、集団生活が前提となる学校での対策は限界もある。教頭は「今後、学級・学年閉鎖が頻発したら、補習だけでは授業の遅れが取り戻せなくなる」と気をもむ。