• 2020/05/30

    終息願い、全国一斉花火 道内は11カ所で実施

     新型コロナウイルスの感染終息を願い、全国約160の花火業者が6月初め、各地で一斉に花火を打ち上げる。道内では帯広などの6業者が計11カ所で実施。観客の密集を避けるため、あらかじめ日時や場所は告知せず、当日の様子は会員制交流サイト(SNS)で公開する。参加業者は「全国に元気と希望を届けたい」と意気込んでいる。(鈴木宇星)

     花火大会は江戸時代、大飢饉(ききん)による死者の慰霊と悪疫退散を願って始まったとされる。全国の花火業者でつくる日本煙火協会(東京)の若手有志が「全国一斉悪疫退散祈願Cheer up!花火プロジェクト」と銘打って企画した。

     道内の6業者のうち、帯広市の沖商店は、十勝管内の4カ所と上川管内の1カ所で、色とりどりの「牡丹(ぼたん)」「菊」などを夜空に放つ。それぞれ末広がりを意味する「八」の倍数に当たる64発を打ち上げる予定だ。

     同社は地域の夏祭りや学校祭で、年間約90の花火大会を実施しているが、今年は新型コロナの影響で未定か延期がほとんどだ。全国の花火業者も状況は同じといい、沖慶一郎社長(53)は「早く元の生活に戻れるよう、花火に願いを込めたい」と話している。

     道内ではこのほか、ヤマニ小原煙火(北広島市)、ダイナテック(北見市)、南部土地滝川営業所(滝川市)、佐藤銃砲火薬店(稚内市)、山崎火薬銃砲店(オホーツク管内遠軽町)も日時や場所は伏せ、「サプライズ」で打ち上げる。費用は各社が負担するという。


    トップ画像説明/「悪疫退散祈願」のシールを張った花火を手にする沖社長

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