• 2020/02/25

    市立函館病院、予約なし外来休止 新型肺炎に看護師感染

     市立函館病院(函病)は24日、看護師の新型コロナウイルス感染が確認されたことを受け、25日から3月3日までの診療について、予約や紹介状のない一般外来を休止すると発表した。市内にはマスク姿の人が目立ち、市立函館保健所には相談が相次いでいる。

    潜伏期考慮 3月3日まで 市立保健所には相談相次ぐ

     入院は通常通り対応するが、面会は原則禁止する。面会禁止は函館五稜郭病院や函館中央病院、函館協会病院などでも行われ、影響が広がっている。

     また、予約や紹介がある患者にはマスク着用と手指のアルコール消毒の徹底を呼び掛ける。函病の外来患者は1日約700人だが、一般外来は約20人で全体の2%程度という。

     期間中、感染した看護師が勤務していた問診コーナーと患者サポートセンターを休止。1日1回程度の院内消毒を2、3回とし、エレベーターのボタンや手すりなど不特定の人が触れる場所の消毒を徹底する。

     休止期間は、看護師が問診時に接触した七飯町議のウイルス感染確定日や、世界保健機関(WHO)が定めた感染から発症までの最長の潜伏期間12.5日を参考にして算出した。

    新型コロナウイルスの相談・受診の目安

     市立函館保健所では、新型肺炎に関わる相談が1月23日から増え始め、2月23日までで計437件。最も多かったのは道南初感染の判明直後の20日で99件だった。函館市内の感染が確認された翌日の23日は32件で、「熱が出たが自分も感染したかもしれない」などと自分の体調に関する相談が多かったという。

     また、インターネットで函館市内の他の場所で感染者が出たなど不確定な情報を元にした相談も多いといい、同保健所は「不確かな情報に左右されず、道や市などが発表する正しい情報を確認して」と冷静な対応を呼び掛ける。

     市本町地区など中心街では3連休最終日の24日、マスク姿で出歩く市民の姿が目立った。市内の無職山崎京子さん(82)は「手洗いやうがいなどやれることを尽くすしかない。自宅のマスクが切れそうなのが心配だ」と表情を曇らせた。

     同保健所は「熱やせきなど症状が出るのは不安だと思うが、冬はインフルエンザも流行する時期。過剰に反応せず、手洗いや水分補給など対策をしてほしい」と話している。(伊藤友佳子、藤山洸一郎)

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