• 2019/10/19

    分娩休止、経営に影 市立旭川病院 4~8月、診療収益6%減

     医師不足で4月から分娩(ぶんべん)・手術を休止している市立旭川病院の産婦人科で減収が続き、病院全体の経営に影を落としている。患者減などで4~8月の全体の診療収益は39億1900万円と前年同期比6%減少。減収となった2億4500万円のうち、産婦人科が1億600万円と43%を占める。赤字続きだった単年度資金収支を本年度黒字化するとした目標の達成は厳しい状況だ。

     産婦人科では3月末に医師3人のうち1人が定年退職、1人が他院へ異動したため分娩・手術を休止。この影響で4~8月の同科の入院患者は前年度同期比95%減の44人、外来患者は同52%減の1492人となった。分娩や婦人科系の手術は患者1人当たりの単価が高いため、診療収益も同89%減った。

     影響は小児科にも波及した。同科の4~8月の入院患者は前年度同期比21%減の969人、外来患者は同7%減の5603人。4~8月の診療収益の減収は2100万円に上り、産婦人科と合わせると全体の52%を占める。

     市立病院の単年度資金収支の赤字額は2014年度に過去最大の11億6400万円に膨らんだが、経営努力で縮小傾向にあった。18年度は夜間急病センターの運営開始による増収や、職員の給与カットなどの経費削減で赤字は1億1300万円にまで縮小。本年度は当初予算で1億1900万円の黒字を見込んでいたが、分娩・手術休止の影響で実現は難しくなっている。

    【残り:345文字/全文:939字】
    「どうしん電子版」にログインして続きを読む