• 2019/10/18

    インフル患者数増加 道内でも流行の兆し「早めの予防接種を」

     道内でインフルエンザの患者が増え始めている。北海道立衛生研究所(道衛研)の18日の発表によると、1定点医療機関当たりの患者数(7~13日)の全道平均は0.77人で前週より0.13人増えた。流行の目安となる1人に例年より1カ月ほど早く達する勢いで、札幌や帯広などでは既に流行の兆しもある。道衛研は、予防接種や手洗いの徹底などを呼びかけている。

     道内の30保健所のうち、平均患者数が1人以上だったのは5カ所。最多は帯広の6.73人で、函館が1.60人、渡島が1.29人、札幌が1.02人、江差が1.00人だった。1人には達しなかったものの、江別や釧路、八雲、旭川の4カ所でも患者の報告があった。

     帯広、函館、渡島の各保健所管内では、小中学校など計9校で13日までに学級・学年閉鎖の報告があったほか、今週に入り、札幌市内でも新たに4校で休校などがあった。

     札幌市厚別区の札幌ひばりが丘病院では、15日から今季の予防接種を開始。既に約100件の申し込みがあるという。上田淳子病院運営局長は「こんなに早い時期から問い合わせが相次ぐのは珍しい」と驚く。700人分のワクチンを用意し、来月までに追加で1300人分を入荷予定だ。

     国立感染症研究所によると、現在の発症動向は2009年に新型として流行し、脳症を起こしやすいとされるA(H1N1)型が多いという。道衛研は「子どもや高齢者、体力の落ちている人は特に発症しやすい。ワクチンを接種した上で十分な栄養と休養を取り、免疫力が落ちないように過ごしてほしい」と話す。(斉藤千絵)