• 2019/04/20

    「簡易診断」が原因 市内13小中校で耐震基準不足 保護者「信じられぬ」

     札幌市内の小中学校校舎で明らかになった耐震基準不足に関し、市教委は19日の記者会見で、独自に導入した不適切な耐震診断方法「簡易診断」が原因だったと発表し、謝罪した。市教委は昨年夏に誤診断がある可能性を把握しながらこれまで公表せず、保護者や学校関係者から不安や怒りの声が上がった。

     「結果的に誤診断だが、当時は簡易的な方法でも十分な精度があると思っていた」。市教委の永本宏・学校施設担当部長は、小中学校の耐震基準誤診断があった手法について会見で繰り返した。報道陣からその根拠があいまいだと指摘されると、再度記者会見し、「適切な耐震診断が行われなかったり、未実施だった」として謝罪した。

     阪神淡路大震災を受け、国は1995年から、81年以前の旧耐震基準に基づいて建てた校舎について、壁や柱の素材の強度を実際に確かめる耐震診断を求め、基準に満たない建物は改修・改築を求めた。市も当初、これに沿ったが、2001、02年に目視と机上で強度を推測し、時間を半分に短縮できる独自の「簡易診断」を導入した。

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