#3|驚きがいっぱい!ウニの不思議から未来の漁業まで
2021/03/12PR / 株式会社キットブルー北海道で一番小さな漁村・神恵内村では、再生可能エネルギーや最新技術のIoT(モノのインターネット)を取り入れたサステナブル(持続可能)な漁業に取り組んでいます。今回は、「再生可能エネルギーを活用した漁業振興事業」によるオンライン講座のリモート親子ウニ剥き体験教室の様子をご紹介します。ウニクイズとウニ剥き体験で大盛り上がり!
3回目は、都心部に住む親子を対象に2月14日に開催。関東圏で北海道の魅力の発信やイベント活動を行っているFunFanHokkaido(石川頼子代表)の協力の下に、神恵内・札幌・東京をオンラインでつなぐリモート体験型講座を実施しました。
第1部は(株)キットブルーの大塚英治さんによる「ウニの生態を知る、リモートウニ剥き体験教室」からスタート。“ウニ先生”に扮した大塚さんが登場し、ウニの不思議をクイズ形式で学習しました。
クイズでは「ウニのトゲの数」「ウニの口はどこにあるの?」といった生態に関する基礎知識をはじめ、「エゾバフンウニの名前の由来」「ウニの仲間」「ウニの種類の数」などウニにまつわる豆知識が紹介されました。
基礎知識を勉強した後は、お楽しみのウニ剥き体験!参加者の自宅に事前に届けられた殻付きのエゾバフンウニ、海洋深層水、ウニ割り道具のセットを用意し、ウニ先生のアドバイスを受けながら親子でウニ剥きに挑戦しました。
Fishtechで、守り育てる水産業へ
第2部は富士通(株)の小原祐樹さんが「Fishtech(フィッシュテック)って何?ウニの陸上養殖をご紹介します」と題して講座を行いました。
陸上養殖のメリットは台風や赤潮など海の環境に左右されにくく、1年を通して安定した生産ができる点にあります。ただし、水槽の中では水の汚れや病気が発生する可能性もあるため、日々の観察や作業の記録などの管理が大切です。
神恵内村では、IoT活用した陸上養殖システムFishtechの実証実験に取り組んでいます。Fishtechは水槽の中のウニをセンサーやカメラを使って遠隔から観察したり、作業内容や成長具合をその場でスムーズに記録できます。さらに、蓄積した情報を簡単に探すこともできます。
第1部で剥いたウニは、この養殖管理システムFishtechを用いて育てたもの。本来、神恵内村のウニの旬は夏ですが、陸上養殖で育てたウニとうまく使い分けることによって、一年中ウニを供給することもできるようになります。参加者はオンラインで養殖場のウニの様子を観察し、タブレットで作業を記録する仕組みも学びました。
これまでの漁業は、専門知識や長い時間をかけて技術を身につける必要がありました。しかし、Fishtechシステムを導入することで職業として漁業にチャレンジしやすくなったり、地球環境の負担を減らしながら産業を守り育てていく未来が見えてきています。今後のウニの陸上養殖、そして神恵内村の取り組みに期待が高まります!
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