• インフルワクチン 道南でも不足続く 12月上旬にも追加供給

    函館市内の深瀬医院でインフルエンザワクチンの接種を受ける子供=19日

    インフルエンザワクチンの供給が全国的に遅れ、函館市内を中心に道南の医療機関でも接種予約の受け付けを中止するケースが相次いでいる。函館市医師会などによると、函館市内全体の現時点での確保量は例年の8割程度。12月上旬から、追加のワクチン供給が見込めるものの、接種を希望する人も多く、当面は不足状態が続きそうだ。
     
    函館市松川町の深瀬医院は11月に入って約2千人分の予約枠を用意したが、1日の予約開始から2日間で全て埋まり、受け付けを中止した。12月上旬に新たに2千人分が確保できる見通しとなり、22日から受け付けを再開したが、現時点で7割近くが埋まっているという。
     
    同院の二木克明医療システム管理室長は「メーカーのワクチン供給量が少ない上、接種希望者が予想よりも多い」と説明する。
     
    昨年の7割ほどしか確保できなかった函館共愛会病院(中島町)は、現時点で予約を中止。10月に予約をいったん中止した函館五稜郭病院(五稜郭町)は、追加でワクチンを確保できる見込みとなり、今月24日から予約を再開した。

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    厚生労働省によると、ワクチン供給が遅れているのは、新型コロナウイルスのワクチン製造が影響しているという。滅菌に使う専用フィルターなどワクチン製造に必要な資材が不足していることが大きい。
     
    函館市以外の道南の病院も同様だ。江差町の道立江差病院では、11月上旬の予約開始後1週間で枠が埋まった。新たな入荷がない限り、予約は受け付けられないという。木古内町国保病院も入荷数は例年の7割ほどで、かかりつけの患者に限定して接種を受け付けている。町外から接種希望の問い合わせがあるが、断っている状況だ。
     
    今季は新型コロナとインフルエンザの同時流行の懸念が指摘されており、接種希望者はさらに増えるとみられる。ただ、例年11月中旬には感染の報告があるインフルエンザ患者だが、今年は11月14日時点で道南の4保健所管内で患者の報告はない。
     
    市立函館保健所は12月以降、ワクチンの供給量が例年のペースに追いついていくとみる。「すぐに打てなくても焦らないでほしい。新型コロナと同様、マスク着用や換気などがインフルエンザにも効果的なので、引き続き感染症対策を行ってもらいたい」と呼びかけている。(足立結)

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