• 園庭で野菜育て給食 入所時から英語教育 富良野の特色 小規模保育所に

    建設中の保育所の前で、次男・空良ちゃんを抱きながら「きめ細かな指導をしたい」と語る西岡さん

    元小学校教員・西岡さん 定員19人 来春開設

    【富良野】元小学校教員で、市内北の峰町在住の西岡拓真さん(35)が来春、0~2歳児向けの小規模保育所(定員19人)を市内南町に開設する。園庭で収穫した野菜を使った給食を提供するほか、入所時からの英語教育を行う。西岡さんは「富良野の特色を存分に生かした子育て環境をつくりたい」と意気込んでいる。

    西岡さんは旭川市出身。道教大旭川校を卒業後、樹海小や富良野小などで計12年間小学校教員を務めた。教員時代は学習の遅れが目立つ児童に対し、放課後を使って丁寧に指導することを心がけていた。
     
    だが、新1年生の担任を受け持った際に「学習以前に生活する上での基礎基本が身についていない子供も多い。0歳から家庭や地域で子供を育てる環境をつくりたい」と痛感。1学級30~40人の児童を受け持ち、全員にきめ細かな指導ができないというもどかしさもあったという。そこで今年6月に教員を退職し、合同会社「一児一会(いちごいちえ)」を設立。市教委と調整しながら保育所開設に向け準備を進めてきた。

    小規模保育所は2015年に「子ども・子育て支援法」で導入され、3歳未満を6~19人預かる保育施設だ。西岡さんが来年4月に開設する保育所の事業形態は「保育士の有資格者は職員全員」とするA型。年内にも国から正式に認可が下りる予定で、準備が整い次第、入所希望者の募集を始める。

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    335平方メートルの敷地で着工した施設は木造2階建てで、延べ床面積168平方メートル。1階は1、2歳時の保育室や0歳児専用のほふく室、給食を自前で提供するための調理室などを備えている。2階には地域住民が交流できるスペースも設ける。
     
    園庭で野菜を育てて収穫し、子供たちの給食を自前で提供するほか、英語教育や市内のスキー場などでの体験学習も導入する。市内の小学生にキャリア教育の一環として、保育士の仕事を体験してもらう構想もあるという。
     
    2児の父親でもある西岡さんは「自然豊かな富良野は観光だけでなく、子育てをするにも最適な環境。園児を通わせる親や地域の人が保育所に集まり、子育てや教育に関して気軽に相談できる場所になればうれしい」と話している。(伊勢裕太)

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