連載コラム「井澤綾華の働くママごはん」第31回
特産サツマイモを育てる 地域の子ども、豊作に笑顔
10月はサツマイモの収穫にいそしむ井澤農園。今年夏の干ばつと気温の上昇はサツマイモには好条件だったようで、大きさも収穫量も上々です。ジャガイモは不作で収穫も選別も面白くなかったのですが、やはり作物の出来上がりが良いと疲れを忘れます。
北海道でも近年、サツマイモの栽培が盛んになってきています。ここ栗山町と隣町の由仁町では、若手生産者ら計十数人が集まり、私の夫が代表者となって生産販売団体を作っています。道産は土の中に埋まっている時間が長く、じっくりと大きくなるため本州産よりもしっとり甘く仕上がるのが特徴です。べにあずまという品種を「由栗(ゆっくり)いも」との名前でブランド化を図り、地域の特産品として育てている最中です。
本年度は生産団体として、栗山町内の小学生にさつまいもの植え付けと収穫の授業を行いました。「総合的な学習」の一環です。私は管理栄養士として授業の構成のお手伝いや、当日の進行をサポートしました。
植え付けは5月、サツマイモは、ツルを植えて育てる作物だと知ってもらいました。9月の収穫では、自分たちが植えた1本のツルから5~10本ものイモを掘り出し、子どもたちの笑顔も豊作!今後は調理学習や由栗いもを使った商品づくりなどにも関わり、子どもたちとともに、地元に愛される作物になればと願っています。
団体のメンバーが生産した由栗いもなどのサツマイモは、「くるるの杜(もり)」(北広島市)や「フーズバラエティすぎはら」(札幌市)で取り扱っています。インターネットのお取り寄せサイト「食べチョク」や「ポケットマルシェ」でも購入可能です。
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