妖怪の世界、580人どっぷり 帯広美術館で水木しげる展が開幕
2021/10/09鬼太郎などおなじみのキャラクターを楽しめる特別展(北波智史撮影) 漫画家水木しげるさん(1922~2015年)の原画など約300点を集めた特別展「水木しげる 魂の漫画展」が9日、帯広市の道立帯広美術館(緑ケ丘2)で開幕した。開館前から30人余りが並ぶ人気で、札幌や旭川から来た人も。初日は580人が来場し、不思議な妖怪たちが繰り広げる“水木ワールド”を楽しんだ。
同館開館30周年を記念し、同館や北海道新聞社などが主催した。会場は少年時代や戦争体験、妖怪研究といったテーマごとに全8章で構成。代表作の「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの直筆原稿のほか、カラー原画、愛用画材、映像資料などが展示されている。
この日は「水木プロダクション」(東京)の取締役で、水木しげるさんの長女、原口尚子さん(58)による「ギャラリー・トーク」も開かれた。原口さんは生前の水木さんとの思い出や、作品に込められた思いなどを約30分語り、参加した中札内村の無職宮原敏さん(71)は「60年来のファンなのでうれしい。原画はどれも背景が細かく描き込まれていて圧巻でした」と話していた。
12月19日まで(11月1日を除く月曜休館)。11月13日午後2時からは、子供向けに展示を解説する「キッズ・ツアー」を開く。問い合わせは同美術館(電)0155-22-6963へ。(三島今日子)
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