紙工作で消防車や救急車 北広島市本部・堀内さん、ホームページで「型」公開 「おうち時間 作ってみて」

自身が制作した救急車や消防車のペーパークラフトを紹介する堀内さん

自身が制作した救急車や消防車のペーパークラフトを紹介する堀内さん

【北広島】市消防本部は9月下旬、同本部総務課非常勤職員の堀内美和さん(52)が趣味を生かして制作した、消防車や救急車のペーパークラフトの紙型を市ホームページで公開した。厚紙などに印刷し、切り抜いて張り合わせると、実物さながらの紙の消防車が出来上がる。同本部はペーパークラフトを自由に作ってもらい、消防活動への市民理解の促進に役立てる狙いだ。

紙型は「救急車」「化学車」「水槽車」「注水車」の4種類。いずれも同本部の実際の車両を模しており、車体上部や側面に「北広島」などの文字を配した。

A4判の紙で印刷して組み立てると、各車両は高さ6~7センチ、長さ約20センチ。堀内さんは車両の写真を元に、実際に張り合わせて位置を調整するなどして紙型を作り、子供でも組み立てやすいよう切る箇所の「直線を多くした」という。

堀内さんは手芸や絵が趣味で、パソコンで図面を書くのも好き。ペーパークラフト作りは2015年、消防のPRの一助にと消火薬剤を積む化学車の紙型を作ったのが最初だった。

今回の紙型はパソコンソフト「ワード」を使って作成。堀内さんは通常業務の合間に、多いものでは500以上の図形を組み合わせて図面を仕上げた。

堀内さんは毎年小学生向けの救命講習の指導員も務めているが、新型コロナウイルスの影響で講習会が少ないこともあり「おうち時間で作ってみては」と話しており、消防への関心が高まることを期待している。

市ホームページでは、堀内さんが描いた消防車の「塗り絵」なども掲載している。ホームページはhttps://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/hotnews/category/1119.html

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