#30|農繁期のごはん事情 2種相盛りで「お店気分」
2021/09/24写真提供/井澤綾華さん 「井澤綾華の働くママごはん」
空知管内栗山町で料理研究家として活躍する井澤綾華さんが、食育への思いをつづるコラム。北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」で毎月第4金曜日に連載中です。
今月頭に今年のタマネギ、カボチャの収穫を終えることができました。今年はタマネギの大きさはイマイチ、カボチャは想像していたより、たくさんとれたかなといったところ。井澤農園のカボチャはファンが多く、予約も盛況なのです。食べごろになる今月中旬から発送を始めました。畑で収穫を待っている野菜は、サツマイモ、ショウガ、ダイコン類となりました。
わが家は7月中旬から10月末までは、収穫と選別、出荷が重なる繁忙期となります。繁忙期は朝6時から外に出て作業をし、夜は7時過ぎまで働きます。私は子どもたちの世話もあるため早めに切り上げて、子どものお風呂とご飯を済ませ、他の家族が帰ってきたころにまたご飯を出すといった生活です。[広告]
午前中は私も何かしら仕事や、子どもの世話に追われてしまうので、朝食と昼食の準備は同時進行です。暑い夏の昼食は麺類がメインで、副菜はサラダ類という日が多かったです。涼しい日にはサッと食べられる丼ものも。丼に野菜を多く入れると、主菜兼副菜という感じになります。
今年のヒットメニューは「相がけカレー」です。カレーを2種類作り、ご飯を挟んで左右に盛ります。カレーは野菜とスパイスで体が元気になる料理です。しかも、種類が豊富なので毎回違った味に挑戦できます。緑色のハーブを効かせたココナツミルクベースの「グリーンカレー」と、野菜の水分だけで作る「パキスタンチキンカレー」がお気に入りとなりました。
ピクルスやサラダを少し添えれば、「映える」見た目に! 食べる人数が多いと一つの料理を大量に作って…となりがちですね。2種相盛りはカレーだけでなく、パスタでもお勧めです。「お店気分」が出て、特別感が味わえます。PROFILE
井澤綾華(いざわ・あやか)
管理栄養士。天使大(札幌)を卒業後、2016年に空知管内栗山町地域おこし協力隊員に。17年、町内で農家を営む孝宏さんと結婚、18年に長女乃々華ちゃんが誕生。19年に育児休業から仕事復帰した。フェイスブックで野菜のレシピなどを発信中。札幌市出身。
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