倶知安で育児マップが味方 子連れで使いやすい公園や飲食店紹介 町内の母親グループ 10月配布

制作中のマップを掲げる「PopkeLab」のメンバー

【倶知安】町民団体「PopkeLab(ポッケラボ)」は、子育て世代向けの町内情報を一覧にした「くっちゃん子育てMAP」の制作に取り組んでいる。公共施設のトイレの有無や種類、キッズスペースや小上がりのある飲食店を紹介。転勤や移住で町に住む子育て中の世帯らに使ってもらう狙いだ。9月上旬に完成予定で、10月に町広報誌と一緒に配布するほか、町役場などに置く。

くっちゃん子育てMAPはA3判の表裏カラー1枚。表面に、公共施設のほか、子育て世代が使いやすい商店や飲食店を選んで、おおよその位置を記載。ポッケラボのメンバーが子育てに助かると感じた情報をマークやひと言メモなどで記した。裏面では、一部の施設を写真入りで紹介している。

8千部を配布予定。制作費20万円は町からの助成金を利用し、1年ほど前から制作を続けてきた。

ポッケラボは2019年10月に町の子育て世代を応援する目的で、子育て中の女性が集まって立ちあげたグループ。ポッケはアイヌ語で「あたたかい」、ラボは英語で「研究所」の意味。代表理事の松井雅子さんは「町は転勤者や移住者が多いものの、まとまった子育て情報の提供が少ない」とし、撮影やデザインなどの作業を分担しながら、メンバーの自宅などに集まって制作してきた。松井さんは「1人での子育ては大変。町の機能を伝えることで、役に立てれば」としている。

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