障害ある児童生徒にIT教育 釧路に「nデジ」開校
障害のある児童や生徒を預かる放課後等デイサービス施設「nデジ」が釧路市白金町9に開校した。市内では珍しいデジタル教育に特化した施設で、プログラミングなどを教える。施設の運営団体は「将来の選択肢の幅を広げるためにもITスキルを磨いてもらえれば」とPRする。
nデジは、知的障害や身体の発達などに障害のある小中学生と高校生を対象とする。定員は10人。釧路市と釧路町の在住者を対象とするが、自宅や学校から施設までの送迎サービスは阿寒町と音別町、遠矢、昆布森地区を除く。社会的な困難に悩む人たちの支援などに取り組む一般社団法人「なんらぼ」(釧路市)が一般住宅を改装して、今月1日に開校した。
施設内には人数分のパソコンを10台設置。プログラミング教育を通じて、ドローンの飛ばし方などを指導するほか、バーチャルユーチューバーの体験会や課外活動も企画するという。
なんらぼの山家由三代表理事は「ITスキルは日常生活で必須の能力。パソコンやゲームなどを他の子供たちと一緒にすることで協調性なども身に付けてもらいたい」と話す。
利用時間は平日午後1時~6時半、土曜は午前10時~午後3時半。日曜休み。利用料は世帯所得に応じて異なるが、年収890万円以下の場合は月額4600円。問い合わせはnデジ(電)0154・65・1297へ。(今井潤)
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