新展望デッキ、雲海間近に　星野リゾートトマムがリニューアル

【占冠】村内トマムの星野リゾートトマムは4日、雲海テラスの展望デッキをリニューアルし、オープンした。新デッキはこれまでよりも前方にせり出し、雲を間近で見られるようになっている。早朝に行われたセレモニーには200人が参加し、新装オープンを祝った。

新しい展望デッキは高さ12メートルの3階建て。「雲海ゴンドラ山頂駅」の真横にある「港デッキ」と呼ばれていた展望台を、2019年4月から2年4カ月かけて改装した。新デッキの屋内には雲をイメージした軽食を提供するカフェ「雲Cafe」を設け、最大900人を収容できる。

午前6時からのセレモニーは、あいにく雲の中での開催となった。それでも、ゴンドラ乗り場に集まった先着200人が参加。総支配人らがテープカットをした。札幌市から長男と訪れた30代の女性は「屋外ソファでゆっくりできて子ども連れにはうれしい」と喜んでいた。

今季の雲海テラスの営業は10月14日までとなっている。（宮木友美子）