無添加クッキー食べてみて 岩見沢・斎藤さん キッチンカーで販売

無添加・グルテンフリーの菓子を販売している斎藤実咲さん

無添加・グルテンフリーの菓子を販売している斎藤実咲さん

【岩見沢】市内在住で元幼稚園教諭の斎藤実咲さん(30)が今春から、無添加、グルテンフリー、動物性不使用にこだわった手作り菓子の販売をしている。菓子は市内の会社の設備を借りて製作、市内やその周辺をキッチンカーで回って販売する仕組み。自身もビーガン(完全菜食主義者)で「体にいいものを食べるという選択肢の一つになれば」と話す。

販売しているのは、砂川産米粉を使用した「米粉パウダークッキー」(450円)と「北海道オートミールクッキー」(350円)。それぞれチョコ、キャラメル、抹茶味の3種類。オートミールクッキーやナッツの薫製もあり、全て動物性の油や小麦粉、白砂糖は使っていない。夫の誠輔さん(31)運営の道産ジャガイモを使ったフライドポテトのキッチンカー「ASOMBROSO(アソンブロッソ)」で売っている。

元々は肉や甘い食べ物が好きだった斎藤さん。25歳の時に体調を崩し、白砂糖や小麦粉を絶ったところ体調が回復したといい、食を見直すきっかけになった。さらに、食肉加工の方法を動画で知り、29歳からは肉を食べなくなった。

出身地である旭川で幼稚園教諭をしていたが、砂糖が多く使用されている市販の菓子を園児が食べている姿を見て「子どもたちに食の大切さを伝えたい」と転身を決意。2020年から1年間、休日に札幌市内のビーガン向けカフェで調理の仕方を学び、21年3月に退職、菓子販売を始めた。

「普通のお菓子として手に取ってもらい、体に優しいものだと知ってもらうきっかけになれば」と語る。出店スケジュールはアソンブロッソのホームページ(https://www.asombroso.jp/)へ。

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