連載コラム「井澤綾華の働くママごはん」第28回
食べて暑さに負けない 夏野菜料理で体づくり
栗山町はなかなか雨が降らず、露地栽培の野菜たちは大きくなるペースが遅めです。今月初め、雨の日に娘の七五三の記念写真を撮って以降、まとまった雨に恵まれていません。夏と秋に収穫を迎える農作物は、今年は量を期待できず、値段が若干高めになるかもしれません。それでも生産者が手塩にかけて育てた成果を、じっくり味わっていただければ幸いです。
それにしても近年の北海道は暑い! 野菜の成長に合わせて農作業をしていると、人間の方がついていけずにばててしまうことも多々あります。熱中症が怖いので、暑さ対策には気を抜けません。
農家にありがちかもしれませんが、井澤家は代々「野菜はなるべく買わない」という信条ゆえ、冬の貯蔵野菜が尽きると、春の食卓は彩りが寂しくなります。7月になると夏野菜の鮮やかな色があふれる皿になり、季節を実感するのです。
暑さで食べる量が少なくなりがちですが、夏野菜はカリウムが豊富に含まれており体にこもった熱を取ってくれます。箸が進むよう、保存していたショウガの甘酢漬けを活用したり、お酢を少量入れた野菜の焼き浸しを作り置きして冷蔵庫で冷やしたりしています。
ベーコンやチーズをのせたシンプルな夏野菜グリルは、塩だけのシンプルな味付けで。さっぱりとした白玉ねぎのマリネをたっぷり乗せたチキンステーキも家族に好評です。
主食や主菜と一緒に野菜をたくさん食べられるメニューを考え、夏に負けない体づくりを心がけています。
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