仕切りない校舎で多様な学習に対応　田中学園立命館慶祥小　札大と連携協定も

学校法人田中学園（札幌市、田中賢介理事長）は8日、2022年4月に同市豊平区に開校する「田中学園立命館慶祥小学校」の校舎を報道関係者に公開した。

校舎は元札幌大研修センターを改修した建物で、3階建て、延べ床面積3675平方メートル。教室や職員室、ホールを兼ねた図書室などは仕切りを極力なくし、多様な学習に対応できるようにした。田中理事長は「子供たちがわくわくする校舎を目指した。これからはソフト面も強化していきたい」と話した。校舎は24日、一般にも公開される。

また、田中学園と札大は8日、包括連携協定を締結した。地域の子供を対象とした教育活動、人材交流などの連携事業を想定している。同日、立命館慶祥小で行われた締結調印式で、札大の荒川裕生理事長は「よきパートナーとして取り組んでいければ」と話した。（光嶋るい）