ポケモン模型お披露目 三笠市立博物館 パネルや骨格図も

報道陣向け公開に特別に登場した「発掘ピカチュウ」と、巨大な「ガチゴラス」の骨格模型。右は相場大佑学芸員(金田翔撮影)

報道陣向け公開に特別に登場した「発掘ピカチュウ」と、巨大な「ガチゴラス」の骨格模型。右は相場大佑学芸員(金田翔撮影)

【三笠】市立博物館は2日、人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクター(ポケモン)と、似ている古生物を見比べて学ぶ特別展「ポケモン化石博物館」の開幕を前に、報道陣に展示内容を公開した。ポケモンや恐竜などの古生物のイラストが描かれたパネル、実物大のポケモン模型などが初お披露目された。

ゲームに登場する、絶滅したものの「カセキ」によって復元できる「カセキポケモン」と、似た古生物を見比べるパネルは全12枚。6枚に始祖鳥やティラノサウルスなどの古生物、6枚にポケモン12種類が描かれ、解説が添えられている。

古生物のアンモナイトと、似た「オムナイト」、「オムスター」では、腕と足の数や絶滅理由を紹介。相場大佑学芸員は「古生物の最新の学説も取り入れている」と話す。一部では、骨格図も示されている。

ほかに化石研究の手法などを紹介するパネル、化石などの古生物資料約30点も並ぶ。ポケモンでは、大きなあごや2本の足で立つ点がティラノサウルスに似ている、高さ2.5メートルの「ガチゴラス」の骨格模型や「オムナイト」の模型などが展示されている。

特別展は3日に市民に先行公開し、4日に開幕。9月20日まで。入場はインターネットによる完全予約制で、月曜休館。高校生以上700円、小中学生400円。午前9時~午後5時。(石橋治佳)

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