連載コラム「井澤綾華の働くママごはん」第27回
農業に休みなし おやつ作って家族を応援
今回は「子育てと農業」ということで、わが家の事情をお話しします。3歳の娘は昨年から平日は認定こども園に通うようになりました。バスで楽しそうに通園しています。1歳半の息子も、同じ園の一時預かりを利用していましたが、緊急事態宣言が出てから受け入れがストップしています。
息子が園に行けていた5月上旬は、私も平日にさつまいもやスイートコーンの定植、花の直売所を手伝えていました。わんぱく盛りの彼が一緒となると、そうはいきません。植えた作物をちぎったり、目の届かないところに行きたがったりします。農地は用水路があり、大小さまざまな機械が無数にあるので、万が一のことがあったら大変です。
土日祝日は子ども2人とも家にいるのですが、農業には休みがありません。人間の方が作物に合わせて仕事をするためです。ですが、今年は一緒にいられる大切な時間ととらえ、私は農園の仕事を側面から応援しながら「子ども優先」とすることにしました。
外遊びに加え、おうちではおやつ作り。娘と、隣に住む姪(めい)っ子にリクエストを聞きドーナツ、ホットケーキ、パン、クッキー、クレープ、あんみつ…。息子はまだ食べる専門ですが、こねたり混ぜたり、形作りをやらせてみたりしています。
農園の仕事をしている家族にもおやつを差し入れ、休憩時間やお昼時の話題が増えました。子どもたちは「これはパパに、こっちはじじに」など、食べる人を思い浮かべながら作ることで創作意欲が湧くようです。食べた人の言葉「おいしい」も励みになっています。
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