キッチンカーで幸せお届け 岩内・森さん コロナ下、パフェでわくわく感

看板商品のバブルワッフルパフェを手にPRする森正次さん(右)と移動販売を手伝う妻のしずかさん

看板商品のバブルワッフルパフェを手にPRする森正次さん(右)と移動販売を手伝う妻のしずかさん

【岩内】町内の会社員森正次さん(34)は5月から毎週末、キッチンカーを利用し、後志管内では珍しい「バブルワッフルパフェ」を移動販売している。新型コロナウイルスの感染拡大で持ち帰り料理の需要が高まっていることから副業で始めた。生地のモチモチとした食感が家族連れを中心に好評で、森さんは「コロナ禍で暗くなっている人たちに幸せを届けたい」と話している。

球体連なるモチモチ生地好評

森さんは岩内町出身。岩内高を卒業後、町内の建設会社に就職し、主に北電泊原発でシステムの保守管理を行っている。泊原発の停止が長引く中、勤め先以外の収入源を確保しようと、会社で認められている副業に挑戦。昨年3月からは得意のプログラミングを生かし、子ども向けのパソコン教室を町内で開講した。

車での移動販売は「テークアウトで3密も避けられ、お客さんがいるところに出向いていけるのが強み」と考えた。キッチンカーを170万円で購入し、色鮮やかな車体にちなみ「幸福を運ぶ黄色いキッチンカー」と呼ぶ。店名は中国語で幸福を意味する「XingFu(シンフー)」とした。

看板商品はバブルワッフルパフェ。直径3センチほどの球体が連なる生地にクリームや果物をトッピングし、パフェ風にして提供する。メニューはイチゴクリーム(550円)や黒蜜きなこ(450円)など8種類を用意。森さんは「今後は天気や季節でメニューを変え、お客さんが毎回ワクワクするキッチンカーにしたい」と笑顔で話す。

出店場所や日時は「インスタグラム(@xingfu426)」、もしくは森さん(電)090・1649・8332へ。

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