陣痛室 コロナ対応に 町立中標津病院 感染妊婦も出産可能
陣痛室を新型コロナウイルス感染症対応にした町立中標津病院 【中標津】町立中標津病院は、妊娠中に新型コロナウイルスに感染した人でもお産ができるように、ウイルスを外に漏らさない陰圧装置を陣痛室に設置し、受け入れ態勢の整備を急いでいる。
同病院の3階西病棟には、お産の前に検査や待機をする「陣痛室」と、出産を行う「分娩(ぶんべん)室」がある。新型コロナの感染拡大を受け、病院は陣痛室や分娩室への立ち入りを出産する本人に限定。夫らが希望する場合はオンラインで様子を見てもらうようにした。
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同病院によると、通院する妊婦で新型コロナに感染した人はいない。感染した妊婦が出産する場合は、釧路市内の病院に搬送する手はずとなっていた。
中標津病院はこの4月から、新型コロナに対応する医療態勢の拡充を検討。5月下旬には、ウイルスを外に漏らさないための陰圧機能が備わる「空気感染隔離ユニット」を陣痛室に設置した。陣痛室内用の分娩台も近く納品される見通しで、陣痛室をコロナ患者向けの分娩室として使う。
隔離ユニットや分娩台の導入費用には、国の新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金などを充てる。出産に使われた陣痛室は、紫外線殺菌装置で殺菌すれば、すぐに次の利用が可能という。(田中華蓮)
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