• 空知の食材でイタリアン 長沼の安部さん夫妻 札幌から移住し開店 本場で修業 小物にもこだわり

    「料理はもちろん店内の雰囲気も大切にしたい」と話す安部康裕さん(右)晴菜さん夫妻

    【長沼】近隣の無農薬栽培農家などが作るこだわり野菜、卵、牛乳などの素材を生かすイタリア郷土料理店「カレイドスコーピオ」が、町内東6線北3にオープンした。本場イタリアで修業したオーナーシェフ安部康裕さん(38)と、アンティーク好きの妻晴菜(はるな)さんが札幌市から移住し、5月に念願の庭付き一軒家レストランを実現した。コロナ禍でもマイペースを貫く。

    夫妻はともに道産子。康裕さんは札幌の調理専門学校に通い、洋食シェフを志した。欧州旅行の際、イタリアの田舎町で地元野菜をたっぷり使った郷土料理のおいしさに魅せられた。

    こだわり野菜満載の前菜
    こだわり野菜満載の前菜

    札幌のイタリア料理店などで働いたが「郷土料理は現地へ行かないと分からない」と、2010年から、お金をためては、単身でイタリアへ渡り、中部のトスカーナ、南部のプーリア、北部のピエモンテの3州の大衆レストランで計約3年間修業した。

    康裕さんは「地域ごとに気候が異なり、野菜などの食材も違った。どこも、たくさんとれる地元食材をいかにおいしく食べるか―の知恵があった。自分が目指すスローフードも、素材の味を引き出したい」と方向性を定めたという。

    ランチセットは1800円、3850円の2種類。2日前までの要予約コース5500円もある。夜は予約のみで5千円コースがメイン。ほかに単品メニューもある。日替わりだが、たとえば前菜の大皿には、根から葉まで味わえる新鮮なカブ、ニンジンや、新タマネギとジャガイモのパンナコッタ、放牧豚肉のテリーヌなどが色彩豊かに盛り付けられる。甘酸っぱいソースが食欲をそそる。

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    パスタは平めんのほか、耳たぶのような形の「オレキエッテ」など多様。アンチョビとカリフラワーとあえるなどして熱々で出す。

    17席の店で、晴菜さんは、スプーン一つから食器選びにこだわる。2人は「店名は万華鏡の意味。料理も小物も庭の眺めまで含め、店で過ごす時間を楽しんでほしい。ぜひ予約してから来てほしい」と話す。

    正午開店、カフェタイム午後1時30分~3時、夕方は予約のみ同5時から。休みは不定期でインスタグラムに掲載している。6月は9、10、14、17日などが休み。問い合わせは(電)090-9432-5484へ。(土屋孝浩)

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