• 洗面所での飛沫感染に注意 道医療大・塚本教授指摘

    道内の感染「第4波」では飲食店だけでなく、家庭や学校、職場で感染が広がるケースも増えている。道内の新規感染者が最多を更新する中、それぞれの場面でどんなことを注意すべきか。北海道医療大の塚本容子教授(感染管理学)にポイントを聞いた。

    家庭、学校、職場に共通する感染リスクの高い場所は、洗面所だ。歯磨きやうがいをした時の飛沫(ひまつ)が蛇口や洗面台に付着し、そのまま残ることが多い。今年2月には恵庭市の自衛隊駐屯地で、寮の洗面所で感染が広がったとみられるクラスター(感染者集団)も起きた。誰かと同じタイミングで洗面所を使うことは避け、使用後は除菌シートなどで消毒してほしい。

    家庭でも注意が必要だ。家族しかいない家の中では気が緩みがちだが、誰かがウイルスを持ち込んでしまったら、全員が感染する。食事はそれぞれ別の皿に盛りつけた方がいい。長時間いることが多い寝室は、感染リスクの高い場所の一つだ。家族の職場や学校で感染者が確認された場合、一時的でも寝室を分けることを考えるべきだろう。

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    学校では給食の時だけでなく、水を飲む前にも手洗いや手指消毒を徹底するべきだ。不特定多数が触る水飲み場の蛇口も注意が必要で、可能なら水筒を持参した方がいい。うがいは新型コロナの感染対策としての効果は乏しい。飛沫が広がりやすいので、学校などでは控えてほしい。

    給湯室でカップなどを共同管理している職場も注意が必要だ。不特定多数の人が食事や休憩に利用する共有スペースも閉鎖した方がいい。マスクの外側にウイルスが付着したまま働き続けていることもあり得るので、マスクは1日に何度か交換した方がいいだろう。

    マスク着用や手洗い、手指消毒、3密の回避は、感染対策の大前提だ。感染力の強い変異株が広がっていることを念頭に、今まで以上に厳しい対策を講じてほしい。(聞き手・田鍋里奈)

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